2025年4月28日、俳優の露口茂(つゆぐち・しげる)さんが93歳で亡くなられました。
9月1日に発表された情報によると、露口さんは東京都内で老衰のため静かに息を引き取られたとのことです。
長年にわたり、テレビドラマや映画、声優として幅広く活躍された露口さん。
その死去は、多くのファンや関係者に深い悲しみをもたらしています。
本記事では、露口茂さんの生涯と代表作、そして彼が残した大きな足跡について振り返ります。
露口茂 死去!

露口茂さんは1932年4月8日、東京府東京市(現在の東京都)でお生まれになりました。
愛媛県で育ち、俳優座養成所を経て俳優としてのキャリアをスタートさせました。
93年の人生の中で、露口さんは日本の芸能界に大きな影響を与え続けてきました。
老衰という自然な形での旅立ちではありましたが、その訃報は多くの人々に衝撃を与えました。
露口さんの温厚な人柄と、深みのある演技は、多くの人々の心に刻まれています。
露口茂さんの「太陽にほえろ!」14年の活躍

露口茂さんの名前を聞いて、真っ先に思い浮かべるのは「太陽にほえろ!」での活躍ではないでしょうか。
1972年から1986年まで、実に14年もの長きにわたって、日本テレビ系で放送されたこの人気刑事ドラマに出演し続けました。
露口さんが演じたのは、冷静沈着なベテラン刑事「山さん」こと山村刑事役。
その渋い演技と、温かみのある人柄で、視聴者の心を掴んで離しませんでした。
「山さん」というニックネームは、ドラマを離れた後も露口さんの愛称として親しまれ続けました。
この役柄は、露口さんのキャリアを代表する存在となり、日本のテレビドラマ史に大きな足跡を残しました。
露口茂さんの俳優・声優としての幅広い活動

露口茂さんの活躍は、「太陽にほえろ!」だけにとどまりません。
映画俳優としても、今村昌平監督の作品に多数出演し、その演技力を遺憾なく発揮しました。
代表作には以下のような作品があります:
- 「赤い殺意」
- 「人間蒸発」
- 「ええじゃないか」
さらに、露口さんは低く渋い声を活かして、声優としても大きな成功を収めました。
特に印象的なのは、スタジオジブリの名作「耳をすませば」でのバロン役です。
また、NHKの「シャーロック・ホームズの冒険」では、ジェレミー・ブレットが演じたホームズの吹き替えを担当。
その渋い声質は、ホームズの知的で冷静な性格を見事に表現し、多くの視聴者を魅了しました。
このように、露口さんは俳優としても声優としても、その才能を遺憾なく発揮し、日本の芸能界に大きな影響を与え続けてきました。
まとめ
露口茂さんの死去は、日本の芸能界にとって大きな損失です。
93年の人生の中で、露口さんは俳優として、そして声優として、多くの人々の心に残る作品を残してきました。
特に「太陽にほえろ!」での14年にわたる「山さん」役の演技は、日本のテレビドラマ史に深く刻まれています。
その渋い声と温厚な人柄は、多くのファンに愛され続けてきました。
露口茂さんの死去は悲しいニュースですが、彼が残した作品と思い出は、これからも多くの人々の心の中で生き続けることでしょう。
心よりご冥福をお祈りいたします。
露口茂さん、長い間本当にありがとうございました。
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