瀧波ユカリがママ戦争ハッシュタグを擁護?冷笑的批判の正体とは!

2026年2月、衆議院選挙の終盤に「#ママ戦争止めてくるわ」というハッシュタグがSNSで大きな話題となりました。

このハッシュタグは、エッセイストの清繭子さんが投票に行く際に子どもへかけた言葉をXに投稿したことから始まり、約430万回もの表示回数を記録する社会現象となりました。

しかし、このハッシュタグには賛同の声だけでなく、批判的な意見も数多く寄せられました。

そんな中、漫画家の瀧波ユカリさんがABEMAニュース番組『わたしとニュース』に出演し、このハッシュタグと批判について明快な分析を語り注目を集めています。

瀧波ユカリさんは一体どのような見解を示したのでしょうか?

この記事では、瀧波ユカリさんが語った「ママ戦争」ハッシュタグへの評価と、批判の正体について詳しく解説していきます。

目次

瀧波ユカリがママ戦争ハッシュタグを擁護?

漫画家の瀧波ユカリさんは、ABEMAニュース番組に出演した際、「#ママ戦争止めてくるわ」というハッシュタグについて高く評価しました。

瀧波さんは「言語センスがないと作れないハッシュタグで素晴らしいと思う」と述べています。

特に「ママ」を主語にしていることによって、子どもに伝えているのが一発でわかるという点を評価しました。

このハッシュタグの発端は、エッセイストの清繭子さんが期日前投票へ行く際、ゲームをしていた子どもに向かって「ママ、戦争止めてくるわ。ついてきて」と声をかけたことでした。

これは投票に行くことを子どもにわかりやすく明るく伝えた自然な関西弁だったのです。

清さんは、ある自民党議員の「血を流していただくこともある」という発言への危機感から、「この大切な子どもたちに血を流させるなんて絶対に嫌」という母親としての思いを込めてこの言葉を発しました。

投稿後、このハッシュタグは2月6日にXトレンド1位を獲得し、約430万回もの表示回数を記録しました。

コメント数も1,100件を超え、「パパも」「独身も」「オタクも」など各立場からの参加が相次ぎました。

瀧波ユカリさんはこのハッシュタグの言語センスと、子どもへのメッセージ性を高く評価したのです。

瀧波ユカリが指摘する「冷笑的批判」の正体とは

瀧波ユカリさんは、「#ママ戦争止めてくるわ」に寄せられた批判を「冷笑的批判」と名付け、その構造を社会学的な視点から解説しました。

瀧波さんは「サバルタン・カウンター・パブリック」という社会学の概念を用いて説明しています。

これは、周辺化された存在が世の中を変えるために発信していく場を指す言葉です。

瀧波さんによれば、「#MeToo」や「#BlackLivesMatter」といった過去の社会運動のハッシュタグにも、同様の冷笑的な批判コメントがたくさんついて叩かれてきたといいます。

「#ママ戦争止めてくるわ」でも、それと同じことが起こっているというのが瀧波さんの分析です。

さらに瀧波さんは、批判者の心理についてこう語りました。

マジョリティはわざわざ団結してこうして言葉でつながっていく必要性がない。だから、女性やマイノリティの人たちが連帯して言葉を発している姿の意味がわからないのだと思う」

そして、「何やっているんだと上から審査員的な立場でジャッジする——それは恥ずかしいことだと思う」と批判者の姿勢を指摘しました。

実際に寄せられた批判には「一票で戦争は止められない・現実的でない」「特定政党へのレッテル張りだ」「母性神話の利用だ」といった声がありました。

しかし瀧波さんの分析によれば、こうした批判は社会的弱者が連帯する意味を理解できないマジョリティ側からの冷笑に過ぎないということになります。

瀧波ユカリが語るママ戦争と過去の社会運動の共通点

瀧波ユカリさんは、「#ママ戦争止めてくるわ」と過去の社会運動との共通点についても言及しました。

「#保育園落ちた日本死ね」「#MeToo」「#BlackLivesMatter」といったハッシュタグと同じ構造を持っていると指摘したのです。

「#保育園落ちた日本死ね」は保育園政策を動かすきっかけとなりました。

「#MeToo」は性被害の告発運動として世界に広がり、「#BlackLivesMatter」は人種差別撤廃の国際運動へと発展しました。

これらはすべて、周辺化された人々が声を上げ、連帯するために生まれたハッシュタグです。

「#ママ戦争止めてくるわ」も、衆院選の最終盤に社会的議論を喚起したという点で、これらの運動と同じ役割を果たしたと瀧波さんは評価しています。

実際に、96歳の被爆者・森田富美子さん(長崎原爆体験者、両親と弟3人を亡くす)が賛同投稿をしたことで、さらに注目が集まりました。

2月27日には、衆院予算委員会で長妻昭議員が高市早苗首相に感想を求める一幕もありました。

選挙結果は自民党が圧勝し単独3分の2以上の議席を獲得したため、「選挙結果は自民圧勝で何も変わらなかった」という批判もありました。

しかし、社会運動の価値は即座の結果だけでは測れないというのが、過去の事例からも言えることです。

瀧波ユカリさんの分析は、このハッシュタグが持つ社会的意義を歴史的文脈の中で捉え直すものだったと言えるでしょう。

まとめ

今回は、瀧波ユカリさんが語った「#ママ戦争止めてくるわ」ハッシュタグへの見解についてご紹介しました。

瀧波さんは、このハッシュタグを「言語センスがないと作れない素晴らしいもの」と高く評価しました。

そして、寄せられた批判を「冷笑的批判」と名付け、マジョリティが社会的弱者の連帯を理解できないことから生まれるものだと分析しました。

さらに、このハッシュタグは「#MeToo」や「#BlackLivesMatter」といった過去の社会運動と同じ構造を持っていると指摘しました。

周辺化された人々が声を上げ、連帯するために生まれたハッシュタグという点で共通しているのです。

選挙結果は自民党圧勝となりましたが、社会運動の価値は即座の結果だけでは測れません。

瀧波ユカリさんの分析は、このハッシュタグが持つ社会的意義を歴史的文脈の中で捉え直す重要な視点を提供してくれました。

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