2025年10月21日、高市早苗内閣が発足し、小泉進次郎氏が防衛大臣に就任しました。
憲政史上初の女性首相となった高市氏の組閣人事で、小泉氏は重要ポストである防衛大臣に抜擢されたのです。
総裁選で競い合った候補者を要職に起用する「挙党態勢」の象徴として注目を集めています。
この記事では、小泉進次郎氏の防衛大臣就任の経緯と、今後の防衛政策の方針について詳しく解説していきます。
小泉進次郎が組閣で防衛大臣に就任!

2025年10月21日、高市早苗内閣が発足し、小泉進次郎氏が第28代防衛大臣に就任しました。
この組閣は、10月4日の自民党総裁選で高市早苗氏が新総裁に選出されたことを受けて実現したものです。
石破茂内閣が総辞職し、憲政史上初の女性首相が誕生する歴史的な瞬間となりました。
高市内閣では、公明党との連立が解消され、自民党と日本維新の会による新たな連立政権がスタートしています。
小泉氏以外にも、総裁選で競った主要候補が重要ポストに起用されました。
茂木敏充氏が外務大臣、林芳正氏が総務大臣に就任し、挙党態勢を印象づける布陣となっています。
小泉氏は横須賀を地元とし、議員になる前から自衛隊に体験入隊するなど、防衛分野との関わりが深い政治家です。
父である小泉純一郎元首相がイラク派遣時の最高指揮官だった姿を間近で見てきた経験も、今回の防衛大臣就任に活かされることが期待されています。
小泉進次郎防衛大臣が示した3つの使命と政策方針

防衛省での着任訓示で、小泉進次郎防衛大臣は3つの重大な使命を掲げました。
第一に「国民の命と平和な暮らしを守り抜くこと」、第二に「我が国の領土・領海・領空を断固として守り抜くこと」、第三に「任務に当たる隊員一人一人とその御家族を守り抜くこと」です。
防衛力強化については、無人機などの「新しい戦い方」への対応を重視する姿勢を示しました。
長期戦に耐え得る継戦能力の強化や、スタンド・オフ防衛能力の強化も重要課題として挙げています。
さらに、戦略三文書の見直しも検討していく方針です。
日米同盟の強化も小泉防衛大臣の重要な政策の柱となっています。
ヘグセス米国戦争長官との信頼関係を構築し、より高度で実践的な共同訓練を増やしていく考えです。
同時に、沖縄など地元の負担軽減にも取り組む姿勢を明確にしました。
国際協力の面では、「自由で開かれたインド太平洋」の実現を目指しています。
オーストラリア、インド、フィリピン、欧州各国との防衛協力を推進し、防衛装備移転も積極的に進める方針です。
また、自衛官の恩給制度の創設検討など、隊員の処遇改善にも力を入れる考えを示しました。
小泉進次郎の起用理由と高市内閣での役割

小泉進次郎氏が防衛大臣に起用された背景には、挙党態勢の演出と党内基盤を固める狙いがあります。
総裁選で高市氏と競った主要候補の一人である小泉氏を重要ポストに起用することで、党内の結束を示す意図が読み取れます。
高市内閣では、官房長官に木原稔氏、財務大臣に片山さつき氏が就任しました。
木原氏は高市氏と保守理念を共有し、片山氏は総裁選の推薦人という関係性です。
一方で、石破前首相の側近である赤沢亮正氏が経済産業大臣に起用されるなど、幅広い人材登用も特徴となっています。
なお、今回の組閣では女性閣僚は高市首相を含め3人にとどまりました。
また、裏金問題に関与した議員の入閣は見送られ、クリーンな政権運営を目指す姿勢が示されています。
小泉防衛大臣は、現場の声を重視し、官舎の設備不足など具体的な問題解決に取り組む決意を表明しており、今後の活躍が期待されています。
まとめ
小泉進次郎氏は、2025年10月21日に発足した高市早苗内閣で防衛大臣に就任しました。
総裁選で競った候補者を要職に起用する挙党態勢の象徴として、重要な役割を担っています。
防衛大臣として、国民と領土を守ること、隊員とその家族を守ることという3つの使命を掲げ、防衛力強化や日米同盟の深化に取り組む方針です。
横須賀を地元とし、自衛隊との関わりが深い小泉氏の今後の政策運営に注目が集まっています。

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